米航空機大手ボーイングのデービッド・カルフーン最高経営責任者(CEO)は9日、機体のドア部分のプラグ関連の問題を巡り、企業として過ちを認める必要があると述べた。今回の問題を受けてボーイングは約170機の機体が運航停止となっている他、顧客の間にも動揺が広まっている。カルフーン氏は従業員らに向け、「われわれは何よりもまず、自らの過ちを認めた上で対応をすることになる」と発言。「全ての段階において、100%の完全な透明性を持って対処していくことにする」と続けた。米アラスカ航空が運航するボーイングの737MAX9型機は5日、上空1万6000フィート(約4876メートル)でドア部分のプラグが外れ、側壁の一部が吹き飛んだ状態で飛行を強いられた。これを受けて規制当局は約170機の同型旅客機の運航を6日から停止している。