【シンガポール】米半導体大手エヌビディアは、昨年10月に米国の規制によって高性能AI(人工知能)チップの中国向け販売が禁じられるとすぐに、同規制に対応する新たな製品群を開発した。  エヌビディアは多少の逃げ道を見いだしたのかもしれないが、より大きな問題に直面している。世界有数の大口顧客である中国のクラウド企業が、性能を抑えたエヌビディア製AIチップの購入にあまり前向きでないのだ。  中国の大手クラウド企業各社は昨年11月以降、エヌビディアの製品サンプルをテストしている。