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ジャン・クロード・ブロイド
マカフィー(日本法人)社長インタビュー
「インテル第三の課題“セキュリティ戦略”の全容
日本法人が培った強みを生かしさらなる成長軌道へ」

【第24回】 2013年3月26日
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──マカフィーは、ワールドワイドにおいて、企業や官公庁を対象としたエンタープライズ向けのビジネスに強い印象があります。日本市場ではコンシューマー向けも強いという話ですが、今後コンシューマー向けとエンタープライズ向けのどちらにより力を入れていきますか。また、具体的な戦略は?

 どちらを、ということはありません。双方のビジネスにしっかりフォーカスし、同じように力を入れていきます。確かに我々はエンタープライズ向けが強いですが、特に日本市場においては、コンシューマー向けも同じくらい重視しています。

 なぜ日本でコンシューマー向けが強いかと言えば、モバイル端末の普及率が高いことに加え、メディアへのアクセスや電子決済などでユーザーが端末を利用する頻度が高いからです。日本はPCやタブレットなどの端末も、その活用度も最先端の国。ここに我々の勝機があるのです。

 そのためマカフィーは、数年前からモバイル・ソリューションへの投資を始め、拡大し続けています。足もとでは、モバイル端末の堅調な普及と我々のソリューションに対するニーズがうまく融合し、ビジネスが育っています。

 我々のモバイル戦略は非常に単純で、基本はB to B to Cのビジネスモデル。エンドユーザーが自ら店舗に赴き、マカフィーのソリューションを購入する割合は、すでに減っています。今は、携帯キャリアやISP(インターネット・サービス・プロバイダ)を経由して、サービスの一環として購入する割合が高い。我々は、こうした事業者と一緒に市場シェアを広げて行きます。

データがあるところには全て
セキュリティのニーズがある

 一方でエンタープライズについては、サイバー攻撃の脅威が増え、セキュリティニーズが高まるなか、これまでも多くの官公庁施設で我々の製品を使っていただいています。今後は、民間企業でのニーズもさらに高まっていくと思われ、この分野を開拓していきたい。

 たとえば、通信事業者は自身のネットワークを、自動車メーカーは開発工程のシステムや知的財産を守ることを、より意識しなくてはいけません。データがあるところには全て、セキュリティのニーズがあります。

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