メンタルを保てる人は言語化する

 メンタルを保てる人は、ストレスを感じたときに「どうしてそう思ったのか」「何が自分はストレスに感じたのか」を必ず言語化します。

 自分のなかにある「もやもや」を明確にすることで、気持ちを切り替えたり、次の仕事への反省点にするのです。

 たとえば、皆さんが仕事でちょっとしたミスをしたとしましょう。そのときに、上司から「どうしてこんな簡単なこともできないの? もういいよ」と言われました。嫌な気持ちですよね。これを言語化してみましょう。

・ミスをした→どうしたらいいか対策を考える
・上司の発言→他人のことなので変えることはできない

 このように冷静に考えてみると、皆さんが次に繋げられることは「ミスを減らすこと」だけです。上司の発言は皆さんにはどうすることもできず、反省する必要もありません。しかし、ほとんどの人が、上司の嫌味な一言を必要以上に受け取ってしまうのです。

 ですが、大事なのはストレスがかかった場面でも、「自分で変えられることだけ」に集中することです。他人の嫌味な発言や行動は、天気などと同じで皆さんにはどうしようもできないものだと割り切りましょう。

 自分のことだけに集中できればストレスはぐっと減ります。ぜひ頭の片隅に入れておいていただけると幸いです。