年収が上がらない、モチベーションが上がらない ── そんな悩める人たちに「圧倒的に面白い」「共感と刺激の連続」「仕組み化・ノウハウ化がすごい」と話題なのが、森武司著『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』だ。FIDIA(フィディア)の森社長は、吉本のお笑い芸人引退後、4年間の引きこもりニート、家電販売員を経て仲間と起業。現在年商146億円、Financial Times「アジア太平洋地域急成長企業ランキング 未上場日本一」、「ベストベンチャー100」受賞、経済産業省選定「地域未来牽引企業」、11事業すべて黒字化、新卒500人採用、創業以来18年連続増収増益を果たした。また、素人ながら化粧品開発に取り組み、あの資生堂を抜き、アマゾン年間売上1位となった注目の経営者でもある。その秘密はデビュー作で一挙公開した「仲間力アップマル秘マニュアル」の6大奥義にあるという。今回は本書の一部を抜粋・編集しながら人生大逆転の法則を見ていこう。

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日報で数値化する効果

 日報は2005年の創業当初から継続している。

 実はヤマダデンキ(当時はヤマダ電機)に勤めているとき、毎日の終礼でパソコンやデジカメの販売数とセット率を報告した。

 パソコンを10台売ったら、プリンタも5台売るという「セット率5割」がノルマだった。

 日報で数値を管理すると、競争意識が芽生える
 周囲のライバルや過去の自分との戦いも生まれる。

「あの人は○台売ったが、自分は×台だった」
「昨日は○台だったが、今日は△台だった」
 とわかると励みになる。

「日報」が盛り上がる
仕組みとは?

 僕らの会社の日報は、画像データとしてLINEグループで送られてくる。

 他のアプリだと画像を見るにはダウンロードしなければならないが、LINEならクリックすればすぐ見られる。

 上長は部下の日報を毎日確認して分析し、声がけする。

 また、そのLINEグループには、同じ事業部のメンバー、事業責任者の他にCEOの僕、COOの中川、CFOの中嶋も入っているので、社員の成果が役員にも伝わる。

 たまに事業責任者が
「Aさんすごい。今月の粗利が1000万円超えている!」
 とコメントするとLINEでお祭り騒ぎになる。

 自分の頑張りが日々共有されているのはとても大切なことだ。

 本書では自動的に成果が出る仕組み化の極意を詳しく紹介した。ぜひ活用してみてほしい。

(本稿は『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』の一部を抜粋・編集したものです)