イスラム組織ハマスの幹部らが各国の仲介者らに対し、長期間の戦闘停止と引き換えに、拘束しているイスラエル人の人質の一部解放に向け協議する用意があるとの考えを示した。エジプト政府当局者らが23日に明らかにした。ハマスは10月7日にイスラエル南部を攻撃して以降、ガザを巻き込んだ戦争の恒久的な終結につながる包括的合意の一部としてのみ、人質について交渉すると数週間主張してきた。そのため今回の申し入れは同組織にとって重要な転換点となる。イスラエルは10月7日のハマスの攻撃により1200人が死亡し、240人以上が人質に取られたと発表している。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相のオフィスはコメントを控えた。ハマスからは今のところコメントは得られていない。