ドナルド・トランプ前米大統領とジョー・バイデン大統領は、米大統領選で共和党の候補指名争いは実質的に終了し、本選挙の幕が開けたとの見方をそれぞれ表明した。一方、トランプ氏と候補指名を争うニッキー・ヘイリー前サウスカロライナ州知事はこうした流れに反発する姿勢を示した。23日に実施されたニューハンプシャー州の共和党予備選で、トランプ氏は元米国連大使でもあるヘイリー氏に得票率で2桁の差をつけて勝利した。勝利確定は投票が締め切られた直後に伝わった。トランプ氏や支持者らは、同氏が共和党のリーダーであることが証明され、党は同氏を中心に結束すべき時だと主張した。バイデン氏の陣営は2020年大統領選の再現に向けてスタッフの入れ替えを行っており、23日夜には、トランプ氏が共和党の候補者になるのは明らかだとの認識を示した。
ヘイリー氏、前・現大統領の「本選突入」に反発
選挙戦継続を表明した前サウスカロライナ州知事には難関が待ち構える
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