米ハイテク大手が株高をけん引している。またしても。昨年の米株市場を席巻した超大型ハイテク株が再び上昇に転じている。これらの銘柄がS&P500種指数を押し上げ、2年ぶりに過去最高値を連日更新。これに後れをとるまいと投資家は再びハイテク株に資金をつぎ込んでいる。その先頭に立っているのが昨年市場のけん引役だった「マグニフィセント・セブン(M7)」と呼ばれるハイテク7銘柄だ。このグループ――グーグルの親会社アルファベット、アマゾン・ドット・コム、アップル、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフト、エヌビディア、テスラの7社――は今月すでに5.3%のリターンを上げ、同業界の決算シーズンを前にしてS&P 500の上昇率を3ポイント超上回っている。マイクロソフトの時価総額は24日終値時点で3兆ドル(約440兆円)をわずかに下回る水準だ。