独立サイトは
必ずつくるべき

競争が激しいばかりでなく、大手ECモールに出店するには、プランや売り上げによって異なりますが、独立サイトよりも多額の費用がかかる傾向があります。

少しでもリスクやコストを抑えたい創業当初は、まずは独立サイトでじっくりと経験を積んで、腕を磨いてから大手ECモールに出店するのがいいでしょう。

もしかしたら「自分で独立サイトをつくらず、最初から大手ECモールに出店したほうが手間もかからず、手っとり早いのでは?」と思った人がいるかもしれません。

でも、ネット通販をしていくなら、独立サイトは必ずつくるべきです。

「顧客名簿」は独立サイトの宝

独立サイトであれば、大手ECモールに出店すると必要になる「出店料」や「販売手数料」がかからないというメリットはもちろんですが、「顧客名簿」を手に入れることができます。

名簿があれば、お客さんが気に入りそうなものを提案したり、オススメ商品を紹介したりと、直接マーケティング施策を打つことができます。

また、どんなお客さんがどんな商品を買っているかといった販売データを入手できるので、将来的なマーケティングや販促にとても役立つのです。

小さくスタートして
知名度を上げていく

大手ECモールでも、販促や広告のサポートをしてくれることがありますが、あくまで顧客データはECモールを運営する企業のもので、出店者が自由には利用できない規約があります。

独立サイトは、大手ECモールと比較して集客力が弱いのは事実ですが、SNSなどを使って自分が求めるお客さんに絞り込んで、ピンポイントで広告を打つことも可能です。

独立サイトで小さくスタートして、効率よく、ショップの存在を知ってもらいながら、コツコツと知名度を上げていくのが、最もリスクが低いといえるでしょう。

POINT 独立サイトを立ち上げて大手ECモールにも出店するのがオススメ

※本稿は、『「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。