「マギー・メイ」「アイム・セクシー」などのヒット曲を生んだ人気歌手ロッド・スチュワートが、自身の楽曲カタログを売却した。音楽著作権市場がこのところ活況を呈している。スチュワート氏は、自身の楽曲の音楽出版権と原盤権および一部の肖像権を、音楽業界の重鎮アービング・アゾフ氏のアイコニック・アーティスツ・グループに約1億ドル(約150億円)で売却した。事情に詳しい関係者が明らかにした。アイコニックは15日、将来の楽曲取得資金として10億ドル余りを調達したと明らかにした。プライベート(非公開)市場投資を手掛けるHPSインベストメント・パートナーズがこの資金調達を主導した。スチュワート氏は全英1位を獲得したアルバムが10作あるほか、スタジオアルバムの売り上げは60年連続で100万枚を超える。売却した楽曲には、ソロ時代のものからバンド「フェイセズ」「ジェフ・ベック・グループ」のメンバーだった時期のものも含まれる。
ロッド・スチュワートが楽曲売却 音楽著作権に資金流入
音楽著作権の取得を目指す企業に投資マネー殺到
有料会員限定
あなたにおすすめ