キッチンは使い勝手や動線
ファミリー層に必要な追焚き機能
今回は、インターネットで賃貸物件を探す際にチェックするべき場所として、キッチン、風呂・洗面所、トイレ、居室の4カ所についてアンケートを取った。
まず、キッチンの画像でチェックするべきポイントで回答率が高かったのは、下表の結果だった。
1位は「コンロの種類(IH or ガス)」、2位は「調理スペースの広さ」、3位は「コンロの有無・口数」となった。普段料理をする人は特に、キッチンの使い勝手や動線などを考慮して物件の画像を確認するといいだろう。
不動産のプロからは、内見の際に「排水管がゆがんでいないか、水漏れの形跡はないか、棚の開け閉めはスムーズかどうかを確認するといい」「IHの場合は専用のフライパンが必要になるので、コンロの種類や収納の多さは確認すると良さそう」という声が寄せられた。
次に、風呂と洗面所の画像でチェックするべきポイントは下表の通りだ。
同率1位は、「追焚き機能の有無」と「洗濯機置き場の有無」で、3位は「脱衣所の有無」となった。2022年10月のアットホームの調査によると、マンション購入を検討するファミリーにとって人気のある水回り設備の1位は「追焚き機能」だった。入浴時間が異なるファミリーや2人以上で暮らす人にとって需要が高い設備であり、インターネットで住まいを探す段階から「追焚き機能の有無」を確認することが後悔しない部屋選びにつながる。
不動産のプロからは、内見の際に「浴槽と壁の清潔感と色調。タイルはカビが出やすいか、排水口の清掃がしやすいかなど細かい点を確認するのが良さそう」という意見があった。