フェイスブックとインスタグラムで新たに導入された有料サブスクリプション(サブスク=定額課金)機能が、自分の子どもを利用してひともうけしようとしている大人に悪用されている――。メタ・プラットフォームズの安全担当スタッフは昨年、そう警告した。メタ内部の二つのチームは、数百の「親が管理する未成年者アカウント」が無料フォロワーには提供されない限定コンテンツの販売を目的にサブスク機能を利用していることに気付き、社内報告書で指摘した。調査に関わった複数の人物によると、コンテンツはビキニやレオタードを着た少女が登場するものが多く、購入したユーザーは男性が圧倒的多数を占め、投稿へのコメントや親とのやりとりでは多くの場合、子どもへの性的関心をあからさまにしていた。調査は有料サブスク機能について、子どもの安全を確保する基本的な保護対策を講じないまま導入されたと判断した。
インスタのサブスク機能で子ども搾取、対策不十分なままに
スタッフが昨年リスクを警告も、メタは防止策を講じる前に新市場へ展開
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