パチンコ、麻雀、女、酒、タバコを欠かさず、ほぼニート状態の父親。それに母親が共依存するという複雑な家庭環境に育った。14歳のとき、父親が自己破産して失踪。貧しい生活を支えた母親は病に倒れ、半身不随に。苦境のなか、独学で大学に合格、奨学金を得た。そして、兄・成田悠輔がくれた本をきっかけに「起業」を志した。話題の書『14歳のときに教えてほしかった 起業家という冒険』(ダイヤモンド社)の著者・成田修造は、体当たりで起業家の道を歩むようになる。本書は起業を通じた人生の指南書で、何歳からでも組織に頼らず、副業・独立・起業でビジネスを展開するときに必須の内容。これからは会社員であっても、自分で事業をつくれると強い。その思考法とノウハウを全公開する。
※本稿は、『14歳のときに教えてほしかった 起業家という冒険(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。

【会社員必見】会社が許可しても副業をしてはいけない人の特徴・ワースト1Photo: Adobe Stock

本業と副業の相乗効果

副業は、本業と絡めることでシナジー(相乗効果)を生み出せます。

そのことがよくわかるのが、クラウドワークスでプロダクトオーナー(製品開発の責任者)を担う竹ノ谷知香さんのケースです。

竹ノ谷さんは2015年にクラウドワークスに新卒で入社し、サービスの立ち上げや営業、プロダクトオーナー、マーケティングなど幅広い業務を担当していました。

社会人インターンとして副業

彼女が副業先として選んだのが、花を宅配するサブスクリプション(定額課金)サービス「ブルーミー」を手がける「ユーザーライク」というスタートアップです。

竹ノ谷さんが副業をはじめた頃、クラウドワークスで担当していたサービスの立ち上げが、ひと段落していたのですが、彼女は「もう一度立ち上げのフェーズでガツガツやりたい」という想いに駆られていたといいます。

そのタイミングで、竹ノ谷さんは友人が投稿したSNSでブルーミーのことを知りました。もともと花が好きだったこともあり、すぐさま運営会社のユーザーライクに問い合わせて、社会人インターンとして受け入れてもらうことが決まったのです。

本業をおろそかにせず両立

こうして業務委託の形で竹ノ谷さんの副業がスタートし、広報・PR、法人向けサービスの立ち上げ、サービスのUX(ユーザー体験)改善のデータ分析やディレクション、UX設計・検証運用、ユーザーヒアリングといった多岐にわたる仕事を任されるまでになりました。

竹ノ谷さんがすごかったのは、副業でこれだけ多岐にわたる仕事をしつつも、クラウドワークスの本業をまったくおろそかにしなかったことです。

平日の夕方にクラウドワークスを退社した後、副業先でミーティングを行い、実作業は平日の朝や夜、休日に行う。そのためにタスク量をコントロールし、事前に稼働できる時間を副業先に伝えるなど、いろいろと工夫をしたそうです。

収入増とスキルアップの両立

そんなふうに本業と副業のどちらも本気でとり組んだことで、彼女は本業の経験を副業に活かし、副業で新たに得た経験を本業に活かすという好循環を実現しました。

このように副業をうまく活かすことで本業とのシナジーを生むことも可能です。

収入アップにもつながるし、副業先で得た経験が本業にも活きてきます。さまざまな仕事をすることで見識も広がっていきます。

会社が許可しても
副業をしてはいけない人

ただし、本業で結果を出せない人が、副業をやってもうまくいきませんし、本業にも支障をきたしかねません。

副業のために本業をおろそかにすると、評価されず給料も上がりませんし、本業である程度成果を出す成功体験を得ていないと、ただでさえ労働時間の短い副業で満足のいく成果をあげることは難しくなります。

※本稿は、『14歳のときに教えてほしかった 起業家という冒険』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。