投資はコントロール可能
ギャンブルは不可能

 投資を怖がる人は、投資をギャンブルと同じように考えているフシがあります。しかし、この2つはまったく違うものです。パチンコや競馬、宝くじに代表されるギャンブルは、基本的にはサイコロと同じで自分ではまったくコントロールできません。

 一方、投資は必勝法こそないものの、ある程度コントロールすることができます。だから、プロの投資家という職業が成立するわけです。

 財産三分法の「投資」のルール、「なくなってもいいお金の範囲で収める」ことさえ守れば、そこまで大きく損をすることもない。自らハイリスクな投資に手を出したりしなければ、何も怖くありません。

 何より、投資はその場で結果が出るギャンブルと違い、すぐに結果が出るものではありません。ゆっくり、じっくり育てていくものです。だからこそ、できるだけ早い時期からはじめることに意味があるのです。

「自分への投資」で
価値を何倍にもしよう

 さて、投資には2種類あります。「自分への投資」と「お金(金融商品)への投資」です。

 じつは、僕がほんとうに伝えたい投資の基本は、「自分への投資」。自分に投資をして、いまのみなさんが持っている価値を何倍にもすることです。そうすると、「蛇口から出てくるお金」を大きく殖やせるようになるし、おもしろい人生を送れるようにもなるからです。

 たとえば、いま100万円の貯金があるとします。また、現在の会社員の生涯年収は高卒で2億円、大卒で2億5000万円と言われています。

 投資のセオリーは「なくなってもいいお金をリターンが得られそうなものに投じること」です。この「リターンが得られそうなもの」とは何か。

 これから成長しそうなものです。