シアトルに本社を置く電子商取引(Eコマース)企業がアジアで大活躍している。アマゾンのことではない。韓国のEコマース最大手、クーパンだ。「韓国のアマゾン」になる野望を持ち、いずれは中国ティームー(Temu)のような成功を目指すクーパンは、積極的な物流投資を進め、規模が急拡大しており、韓国の人口密度も大きな追い風となっている。しかし、まずティームーを含む競合他社を撃退しなければならないだろう。ティームーも韓国での事業を拡大し始めている。ソフトバンクが出資するクーパンのニューヨーク上場株は、初の年間営業利益が先週発表されて以降15%上昇している。2023年の営業利益は4億7300万ドルで、わずか5年前は10億ドルの赤字だった。
アジアのEコマース戦場が急拡大
韓国最大手クーパンは中国Temuのような地位を築けるか
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