ウクライナ東部の激戦地バフムトに近い都市ソレダルをロシア軍が包囲していた頃、地元警察のマクシム・マシュキン刑事はこの都市の地下シェルターで2人の遺体が見つかった事件を捜査するために呼び出された。犯人らは中年夫婦を殴打した上に地下室に入れ、そこに手りゅう弾を投げ込んだ。だが被害者のボルシェウスキー夫妻(妻タチアナ、夫アナトリー)を爆発で殺害できなかったため、台所からナイフを持ち出し、とどめを刺した。夫妻を殺害したのはロシア人ではなかった。マシュキン刑事は殺人犯が近所に住み、ある寒い夜にボルシェウスキー夫妻の家に姿を現したのは、戦争のストレスが引き金になっていたことを突き止めた。
ウクライナで増える暴力犯罪、戦時ストレスが影響
「この戦争が彼らをそうさせた」と殺人犯について若い刑事は話す
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