1位はJR東日本
目立つ働き方への不満

 23年1~12月に投稿数が最も多かったのはJR東日本で84件。2位以下を大きく引き離す結果となった。

 投稿で目立つのは働き方に関する不満だ。人手不足による残業の多さや、心身への負担の大きさを指摘する投稿などが目立った。投稿内容は下記の通りだ。

「人出不足なのに、人を減らしているため、現場が回っていない」
「どこも人手が足りなくて休日出勤が常態化している。年間で20日以上休みが減った職場もある」
「人が常に足りないため、休日出勤を月に2~3日やっている人もおり、自転車操業」
「人員が減少し、以前より少ない人数で仕事しなければならず、体力的にも精神的にも限界」
「育児介護制度があっても使えないことが多い。育児や介護について周囲の理解が得られず、定時に帰れない」

 また、待遇面では、コロナ禍での賞与の減少に関する不満が目立った。

「基本給が低く、賞与が高く、設定されている。コロナ禍で賞与が減り、年収減となった」
「基本給が安く抑えられていて、ボーナスでとんとんになる。しかしコロナ禍でボーナスがカットされて厳しくなっている」
「マルチタスクを任せられるようになったが、逆に手当が減り、年収が下がった」

 さらに、硬直的な組織への不満も多かった。

「現場に挑戦する志を持っている社員はほとんどいない。新しいことをやろうとしても上から抑えられる。年功序列の会社なので風通しも良くない」
「リスクの種類に関わらず、徹底的に回避する傾向があるため、新規事業や構造改革のアイデアを持っていても、それを実現するビジョンが見えない」
「社員の評価は飲み会の参加などでの上司からのお気に入り度合いで決まる。会社の考えが昭和で止まっている」

 企業の将来に対する不安の声も少なくない。

「鉄道だけの収益ではやっていけなくなっているのが現状で、他の事業などで収入を出そうとしているが、施策を見る限りでは不安しかない」