ドナルド・トランプ前大統領の陣営で影響力を持つ経済アドバイザーらが、連邦準備制度理事会(FRB)議長候補3人の名前を先週トランプ氏に示したことが分かった。事情に詳しい関係者らが明らかにした。14日のミーティングでは、長年にわたりトランプ氏に助言を行っているスティーブ・ムーア氏とアーサー・ラッファー氏が候補を提示。ジョージ・W・ブッシュ大統領の経済政策顧問で後にFRB理事を務めたケビン・ウォーシュ氏、トランプ前政権時に経済諮問委員会(CEA)委員長を務めたケビン・ハセット氏、そしてラッファー氏本人を勧めたという。ラッファー氏はロナルド・レーガン大統領の経済アドバイザーを務めた。サプライサイド経済学の創始者の1人であり、2017年にトランプ氏が署名した減税措置の支持者として知られる。