(2)3ポイント程度の偏差値の違いは誤差
偏差値というのは、同じ模試を受けた人たちの中で自分の位置がどれくらいかを示す指標です。相対的なものですから、自分自身のでき具合にかかわらず、模試を受けた人たちのでき具合や、模試を受けた人の層次第で、自分の偏差値は上下します。
また、自信がなくて適当に書いた答えが当たったり、逆にケアレスミスでバツになったりと、それくらいのことでも点数が上下し、偏差値は変わってしまうのです。3ポイント程度の偏差値の上下は「差がないに等しい」と考え、模試の成績表が返ってくるたびに一喜一憂しないことです。
また、偏差値61の学校が、偏差値58の学校よりも合格しづらいかというと、体感できるほどの違いはありません。別の模試の偏差値表では、この2校の学校のランキングが入れ替わっていることもあります。学校選びのうえでも、数ポイントの偏差値の違いは過度に気にしないことです。