(6)偏差値の高さと入試問題の難しさは比例しない
偏差値の高い学校に受かるためには、相当難しい入試問題を解く必要があると思っている方が多いかもしれませんが、そんなことはありません。偏差値がさほど高くなくても難しい問題を出してくる学校もありますし、慶應義塾中等部のように、偏差値は最高レベルでも、問題はそこまで難しくない学校もあります。
入試問題が易しいということは、それだけ高得点を取らないと合格できないということです。逆に入試問題が難しいということは、それだけ低い点数でも合格する可能性が高いということです。
付属ではない進学校、特に新興の進学校は入試問題が難しい傾向があります。進学校は、大学進学実績が生徒集めの生命線ですから、大学入試で結果を出せる子がほしいのです。
ですから、難問を解くのは苦手だけど、基本的な問題をミスなく解くのは自信がある、というタイプは、大学付属校の入試問題との相性が比較的いいといえます。