学力上位層に合わせた指導
私はSAPIXを、「できる子」をさらにできるようにさせるエリート養成塾のように見ています。授業は成績上位の生徒に合わせて進められるため、授業についていけない塾生も多く発生しています。
SAPIX最大の校舎である東京校では、1学年当たり15〜20クラス、小6は約30クラスあります。これほどのクラス数にもかかわらず、塾生の使用テキストとカリキュラムは全クラス同じです。
クラスは「マンスリー確認(実力)テスト」や「組分けテスト」の成績をもとに入れ替えのタイミングがあり、なんとかしてクラスを上げたいという意志の強い子には向いています。
御三家レベルをめざせる子の場合、授業を楽しんで受けているうちに自然とクラスが上がっていく子もいるでしょう。そうした子こそ、SAPIXに向いているといえます。