予習できない授業スタイル

 SAPIXでは、「デイリーサピックス」と「デイリーサポート」という単元別の小冊子が授業当日に1冊ずつ配付されるため、予習はできません。毎回増えていくこの冊子を子どもが自分で管理するのは無理がありますから、ファイリングは基本的に保護者の役割です。また、この冊子は解説が少ないです。

 宿題が出ないのも特徴です。そのかわり「家庭学習」用として、膨大なプリントを渡されます。家庭学習プリントは「宿題」ではないので、やらなくても怒られることはありません。ただしやらないと、一部の天才以外は授業で習ったことが身につきません。

 プリントをやっていなかったとしても、早稲アカや日能研のように、授業後に講師が付き添ってやりきらせるようなフォローもありません。

 そもそもSAPIXでは、講師に相談しづらい雰囲気があると多数の保護者がおっしゃっています。また、クラス替えが頻繁に行われて担当講師も替わるため、生徒の顔と名前が一致しない講師も少なくないそうです。