TBS系『金スマ ~中居正広の金曜日のスマイルたちへ~』で「番組史上最も楽して痩せる食事術」として紹介され、爆発的な反響をみせた『内臓脂肪がストン!と落ちる食事術』(ダイヤモンド社)。美味しいものをお腹いっぱい食べて、なんならお酒も飲めるのに、運動なしでも痩せられるという驚きの食事術。この食事術を、やはり運動なしで半年間実践して10kg痩せた経験があり、現在70代にして20代の頃の体重をキープしている著者・江部康二医師が、もう2度と太らない医学的に正しいダイエット法を伝授! ひもじくなるようなカロリー制限は一切ナシ。お腹いっぱい食べていいし、筋トレもジョギングもしなくていい。
その体脂肪、運動ナシで落とす方法を教えましょう!

※本稿は、『内臓脂肪がストン!と落ちる食事術』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。(初出:2023年7月23日)

【医師が教える】「逆流性食道炎」がすぐに改善するたった1つの方法【書籍オンライン編集部セレクション】Photo: Adobe Stock

逆流性食道炎が
リアルタイムで改善

【前回】からの続き 糖質制限をすると逆流性食道炎が改善することからも、糖質が消化されにくいことが間接的に証明されると、私は考えています。

逆流性食道炎とは、酸性の胃液やそれと混ざった食べ物が、食道に逆流して炎症を起こし、胸やけや胸の痛みなどが生じるものです。

一般的には加齢や肥満に加えて、消化の悪い脂質やアルコールの摂りすぎが原因とされています。

しかし実際には、逆流性食道炎の症状を訴える患者さんの大半が、糖質制限を始めた瞬間からリアルタイムで症状が軽くなります。

逆流性食道炎は
糖質摂取の拒否反応?

私も始めは信じられなかったのですが、100人以上の患者さんの逆流性食道炎の症状が軽くなっていることから、脂っこいものより糖質こそが、逆流性食道炎による胸やけなどを起こす原因だと確信しました。

しかし、なぜ糖質摂取で胸やけが生じるかは、まだよくわかっていません。私には「糖質の過剰摂取に対する人体の拒否反応」が逆流性食道炎であり、「こんなもの、要らない!」という体の悲鳴のように思えてなりません。

カゼを引いたら
お粥やうどんは逆効果

お粥もうどんも糖質をたくさん含むので、血糖値が急上昇します。高血糖になると体内の酸化が進んで免疫(めんえき)機能が落ちるので、逆にカゼが治りにくくなる恐れがあります。

スポーツドリンクは消化吸収が素早い分、お粥やうどんよりも、さらに血糖値を急上昇させ、体内の酸化が進行して免疫機能が落ちます。

では、カゼを引いたら、何を食べればいいのでしょうか?【次回】に続く

※本稿は、『内臓脂肪がストン!と落ちる食事術』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。