これが「極旨」天津飯だ!
天津飯の種類についてはまったくわからなかったので、混雑していて申し訳なかったが、店員に尋ねると丁寧に説明をしてもらった。
「天津飯は、鹿児島特有の黒酢ダレのもの。塩味天津飯は関東風のもの、極天津飯は醤油味で関西風、極旨天津飯は甘酢あんかけで、豚骨みたいな……」ということであった。
私は、極旨天津飯と稲盛和夫氏が大好きだったという餃子(234円)、あわせて865円を、手書きの注文票で注文した。
注文後、5分ほどで、最初に餃子、次に極旨天津飯が運ばれてきた。つくっているところを見ることができるのはやはりよかった。天津飯もふわふわの卵、あんかけがご飯とからまっておいしかった。
しかし、あまりとんこつ感はなかった。餃子は肉がしっかり入っていて、教科書通りのおいしい餃子だ。結局、普通に、ちゃんとつくった餃子が一番おいしいのだなと改めて感じたものだった。
餃子は、競争が加熱してくると、キャベツなどの割合が多くなって、水臭くなるというのが私の経験だ。何十年も当たり前のことを愚直に続けられるこの王将は、外観同様に、その愚直な姿勢を守り続けてほしいものだ。