企業の2024年1-3月期決算発表が始まったが、株式市場にとってその結果は普段以上に重要だ。相場を持ち上げていた他の主要な支柱、すなわち米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げへの期待が揺らぎつつあるためだ。問題は、ウォール街が今年、来年、そして26年の初期の予想で大幅な増益を見込んでいることだ。投資家やアナリストは未来が明るいと考えているが、現実が当初の期待を上回ることは極めてまれだ。企業は四半期ベースの業績については、発表日が近づくにつれて見通しを下方修正する傾向がある。ここ数カ月でもそうだった。これは当然のことだ。そうすれば予想を「上回った」と発表できるからだ。「予想外」の決算になることは予想外ではないが、それでも四半期決算は当初の予想を下回ることが多い。
投資家は金利を不安視も、企業利益には安心感
予想を上回る好調な景気は、今年の利下げ回数の減少と企業業績の改善を示唆
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