睡眠や生活の質の向上が
期待できる筋トレ

 筋トレにより分泌される脳内ホルモンはまだあります。それが「β―エンドルフィン」です。気分が高まり、幸福感を得る作用があるとされているのですが、筋トレを継続することで、達成感を得て、なおかつ自尊心を高めることにつながります。

 ベータ・エンドルフィン(β-endorphin)とは、脳内で働く神経伝達物質「エンドルフィン」の一つで、モルヒネと同じような作用をする物質。「エンドルフィン」にはアルファ(α)、ベータ(β)ガンマ(γ)の3つがあり、「β―エンドルフィン」はその中でも苦痛を取り除く時に最も分泌される。マラソンなどで苦しい状態が一定時間以上続くと、脳内でそのストレスを軽減するために「β―エンドルフィン」が分泌され、やがて快感や陶酔感を覚える「ランナーズ・ハイ」と呼ばれる現象が知られている。

 脳内ホルモンを上手く分泌させるには、少し息があがるくらいの有酸素運動と、筋トレを組み合わせるといいと言われています。

 また筋トレや運動をすることで、体が適度に疲労しますが、その疲労は睡眠の質を上げることにもつながります。睡眠の質が上がれば、それだけ心身もしっかりと回復しますが、その疲労は睡眠の質を上げることにもつながります、睡眠の質が上がれば、それだけ心身もしっかりと回復しますから、筋トレは生活の質自体もアップさせる効果があるということです。

 何をするにおいても、「やる気」「意欲」が大切ですが、これを意志の力だけで持ち続けるのは無理があります。人間は誰しも環境や状況の変化による影響を受けながら生きるもの。意志の力だけで、やる気の維持をさせるのは難しいのです。

 だからこそ、筋トレを生活に取り入れてみてください。