仕事で成果を出すためには自己管理能力や継続力といった力は非常に重要なので、筋トレをした結果、仕事でも成功するといった一石二鳥以上のことが起こります。

 また、異性とのコミュニケーションに関する悩みも大概のものは筋トレが解決してくれます。筋トレをするようになってから、女性の方から「筋肉を触らせてください」と言われ、そこからコミュニケーションが一気に増えました。

 筋トレはコミュニケーション力さえも向上させてくれる。僕らはそう確信しています。

筋トレをすると分泌される
幸せを感じる脳内ホルモン

 運動や筋トレをすると、気持ちが高まることはありませんか?

 実はこれはトレーニングにより分泌された「セロトニン」や「ドーパミン」などの脳内ホルモンの影響だということがわかっています。それぞれホルモンの役割を簡単に紹介しましょう。

 まず、セロトニン(serotonin)。脳内の神経伝達物質の一つ。他の神経伝達物質である「ドーパミン(喜び、快楽など)」や「ノルアドレナリン(恐怖、驚きなど)」の情報をコントロールし、精神を安定させる働きがある。「セロトニン」が低下すると、攻撃性が高まったり不安やうつ、パニック障(パニック障害)などの精神症状を引き起こしたりすると言われている。

 そしてドーパミン(dopamine)。神経伝達物質の一つで、快く感じる原因となる脳内報酬系の活性化において、中心的な役割を果たしている。「ドーパミン」は強い苦痛を感じた場合に大量に分泌されるため、脳内麻薬とも言われている。

「セロトニン」や「ドーパミン」が減少すると、精神的に不安定になり、ちょっとしたことでイライラしやすくなると言われています。また、不安定になることで社会性の低下という問題を招く恐れもあります。

 しかし筋トレを継続させることで、二つの脳内ホルモンが分泌され、精神的負荷の軽減につながることを証明する論文は多数発表されています。

 つまり、筋トレによる脳内ホルモン分泌と、それにより得られる効果については、科学的な証明がされているということです。