米バイデン政権はイスラエルに戦車用砲弾、軍用車両、迫撃砲弾など10億ドル(約1500億円)相当を超える武器の追加供与を検討している。複数の米政府当局者が明らかにした。この提案は、議会で審議中のイスラエル軍事支援策に追加するもの。実現すれば、イスラエルのガザ侵攻開始以降で同国向けとして最大級の武器供与となる。4月1日にイスラエルはシリアでイラン軍司令官を殺害した。これに対し、イランは先週末、ミサイルとドローン(無人機)による直接攻撃で報復に出たが、それ以降で初の武器売却になる。イスラエルは19日、イランへの反撃に踏み切ったが、攻撃は限定的とみられる。米国は紛争を激化させないよう、イスラエルに圧力をかけていた。