ある現象が、 暗い田舎道や交通量の多い市街地、州道などを走る全米のドライバーの怒りを買っている。 ヘッドライトが明るすぎることだ。「この冬、驚いたことに、3台に1台はそうだった」。米ワシントン州ウィドビー島在住の引退した看護師、バーバラ・バンフィールドさん(67)はそう話す。バンフィールドさんはある夜、明るく照らされた州道を走っている間に目がくらんだように感じた。彼女は最初、ロービーム(すれ違い用前照灯)に切り替えずにハイビーム(走行用前照灯)をつけている、配慮に欠けたドライバーが多すぎるのだと思った。「次に、まぶしい光は色が違うことに気づいた。非常に白かった」と彼女は言う。「小さな黄色がかったヘッドライトをつけた、やや年代物の車とすれ違うときは気にならない。そこに原因があるのではと思い当たった」