投資家は米メタ・プラットフォームズのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)がメタバース(仮想空間)に力を入れることを気にしていない――ザッカーバーグ氏がメタの広告収入を増やし続ける限りは。問題は、同氏がその方法を分かっているかどうかだ。SNS(交流サイト)のフェイスブックやインスタグラムを手掛けるメタは24日午後に1-3月期(第1四半期)決算を発表する。期待は大きい、というのは控えめな表現だろう。19日にはテクノロジー関連株が軒並み大きく下げたとはいえ、メタの株価は年初から36%上昇している。半導体大手エヌビディアを除き、この上昇率は同じ米テック大手を大幅に上回り、S&P500種指数の構成銘柄では年初来の値上がり率で5位となる。
米メタのAI推進、広告事業の成長欠かせず
時価総額が膨らむ一方、成長維持とコスト削減への圧力も高まる
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