そして、現実的に加害行為に遭っているのにもかかわらず、自分の思い違いではないか、相手に責められたら怖い、自分が飲み込んで黙っているほうがいい、そのようなことをされる自分が何か悪いのかもしれないと罪悪感を抱えたりもします。
また、「波風を立てずにいたらその場が収まり平穏を保てる」という考え方も強いです。私が接する人々の中にも、「自分さえ我慢していたら平穏で安全なんだ」という一時的な平和を保つために、自分の心を殺していく人も多数存在します。
一時的な平穏を保つために自分の心や気持ちを抑えて我慢していると、心が疲弊し、やがて麻痺してしまい、気力も奪われ、心を病んでいくことになるので注意が必要です。
見えにくくわかりにくい「ずるい攻撃」に悩み苦しむ人たちに必要なことは、ずるい攻撃をする人たちの心理を知ること。そして、攻撃する人たちの言動を俯瞰して客観視できるようになることです。