「“自分らしくいること”が、コミュニケーションがうまくいく一番の秘訣」
つい周りに合わせて無理をしてしまったり、自分の言いたいことをうまく言えなかったり…そうして、悩んだ経験はありませんか?
『感じがいい、信頼できる 大人のちょうどいい話し方』は、そんないつも周りを気遣うことのできる人に向けて作られた書籍として注目を集めている。
アナウンサー歴30年超でありながら、実はもともと極度の人見知りで「人前で話すのがずっと苦手」だった著者による、「大人にふさわしい会話のテクニック」が多数掲載されている。
自分と相手が調和するコミュニケーションの秘密がわかる本書。
今回はその中から特別に「信頼される人の特徴」を紹介します。
惹きつけられる人の話し方
あなたの身の回りに「なぜか惹きつけられる人」はいませんか?
そういう人は、気づけば周囲に人が集まる「信頼感がある人」だと言えるでしょう。
一方逆に「あの人と一緒にいると不安」「何を話せばいいかわからない」「どうしていればいいかわからない」と、一緒にいて落ち着かない人もいるかもしれませんね。
できれば、前者の「信頼感がある人」になっておくに越したことはありません。
今回は、そのためにできることを消化します。
「半歩出てみる」コミュニケーションを
それは、「自分らしさ」を半歩だけ飛び出してみることです。
自分の個性や持ち味から、半歩だけ出てみる。そう意識するだけで自分らしさに明るさが加わり、好印象を与えられるでしょう。
自分の安全地帯から半歩出られるようになるために、普段からちょっとした工夫をしておくと度胸がついてきます。
いつもなら軽い会釈で終わりにしているご近所の人やお店の人などに、こちらから笑顔で何か一言、話しかけるのです。やってみると意外と勇気のいることですが、コミュニケーションの上達には効果があります。
私は、犬の散歩で初めて出会う方には、必ず犬の名前や年を聞き、さらに半歩出るために、街角の警察官に「こんにちは」と私から挨拶をすることもあります。「こんにちは」と返してもらえると、ホッとした気持ちになります。
そういった「半歩出てみる」コミュニケーションを繰り返してくと、徐々に自分に自身がついて、明るさが身についていくことでしょう。ぜひ少しずつでも構いませんので、トライしてみてくださいね。
(本記事は、『感じがいい、信頼できる 大人のちょうどいい話し方』の一部を抜粋・編集・加筆したものです)