PREP法で話すだけでリード!

○就活最強の「PREP法」とは?

「面接では結論から言え!」は、今や定石中の定石です。

 ストーリー仕立てのように「起承転結」だと、最後まで聞かないと全体が見えずわかりづらいのです。エピソードがユニークで興味深い内容で、ライバルより優れていたとしても、冗長で終わりが見えない話し方では、面接官もちゃんと汲み取れません。特にコロナ後、企業はリアルなコミュニケーションをより重視するようになっているので、面接官が望むような伝え方の工夫が必要になります。

 そこで「PREP法」です。

 P(POINT=結論)→R(REASON=理由)→E(EXAMPLE=例)→P(POINT=まとめ)という流れで話す手法です。

 たとえば長所を聞かれたら、まず、

「粘り強く努力を継続できる点が長所です」

 と、結論を話します。次に、「この長所は、大学の体育会ラクロス部の活動で培いました」

 と、理由を話します。そして、

「レギュラーになるため、通常練習の後に自主練習を2時間続けました。また、試合やビデオを見てより良いプレーを研究しました」

 等、裏付ける具体的事例を時間が許す限り述べます。最後に、

「以上から、継続力には自信があり、御社に入ってもこの力を発揮して頑張っていきたいです!」

 と、まとめるのです。

 面接では、すべての質問に「まず結論!」で臨んでください。「非常にクレバーで反応が良い人」という好印象を持たれます。自身も先に大事なことを伝えられるので、話の展開が楽になります。