「ショボ」くても内定は取れる!
○とにかく盛るな!
自分をよく見せようと誇張する「盛る」という行為。最近の調査では、60%超の就活生が「盛った」というデータが公表されました。毎年たくさんの就活生を見ている採用担当者は、「それ、絶対盛ってるでしょ?」とお見通しなのですが、一向に減る気配はありません。
そもそも面接官は、社会人でも唸るような素晴らしい実績や経験を就活生に期待しているわけではありません。もちろん、即戦力で活躍できる学生もいますが、レア中の超レアです。
それなのに、「何かすごいことを言わないと」と勘違いして、ガクチカを聞かれたら、
「本当は飲み会に行ってただけだけど、学内テニスサークルの大会で入賞したことにしよう」、
「実際はやってないけど、サークルの副幹事とか企画担当ならバレないだろう」
と、盛ってしまうのです。
○「映え」より「人となり」
そもそも面接官は、即戦力ではない大半の学生に対して、「すごさ」を期待しているわけではありません。「すごさ」の優劣で内定を決めているわけでもありません。
「ショボ」いと他人には思われかねない体験でも、それらを通じて何を感じ、どう行動して、今にどう活かされているのか? そうした就活生の「人となり」、「パーソナリティ」を知りたいのです。いわば素顔を見たいわけです。
盛ったら素顔が見えない! つまりパーソナリティが伝わらないのです。
「バレるかバレないか」という次元ではない、自爆行為なわけです。
面接官は、「エピソードがショボいから」と、落とすわけではありません。
人となりが伝わるコミュニケーションをしてくれないから、他の、人となりを伝えてくれた人に高評価をつけているということなのです。回答内容の「映え度」で決めているわけではありません。
盛らないだけで、内定に一歩近づけます。