就活で「1つのミスが致命傷」になる集団面接…“NG回答例”に学ぶ死角とは?集団面接やグループディスカッションといった集団選考となると、たった一つのミスが致命傷につながってしまう(写真はイメージです) Photo:PIXTA

約20年間、1万人以上の就職・転職活動を支援してきたキャリアカウンセラーの中谷充宏さんによると、集団面接やグループディスカッション(GD)といった集団選考となると、たった一つのミスが致命傷につながってしまうといいます。集団選考は、当日の参加メンバーや質問、テーマなど、変動要素が大きいこともあり、準備が難しいからこそ、対策が大切になってきます。前回に続き、中谷さんの著作『面接官が本音で教える集団面接・GD(グループディスカッション)完全対策マニュアル』(秀和システム刊)から、「集団面接」のOK/NG回答例を抜粋して紹介します。

「自己紹介してください」

●自己紹介の基本と応用

 全員が入室、着席すると、最初の質問がされます。

「左(右)の方から順に自己紹介をお願いします」という聞き方をされるケースが大半です。

「立修大学経済学部から参りました、佐藤亜美です。本日はよろしくお願します」と、大学・学部・氏名に挨拶を添えるのが基本形でしたね。

 応用編として、氏名と挨拶の間に、「1年生から学習ボランティアに取り組んでいて、いま副代表を務めています」と自分の売りを盛り込む、または、「第1志望の御社の選考なので、いつもよりも緊張していますが、自分の想いをしっかり伝えたいと思います」 と、企業への志望の想いを盛り込む等、一言添えると非常に効果的なのは先述の通りです。