鏡で肌を見るシニア女性写真はイメージです Photo:PIXTA

60代に突入すると、これまで若いと言われてきた男性も一気に老け込んでしまうことがある。人生100年時代において「おじいちゃん」と呼ばれるにはまだ少し早く感じる60代。40歳に見える、と嬉しい社交辞令を言われるか、80歳に間違われて一足早く『おじいちゃん化』するか…中年以降の見た目年齢の別れ道は、一体どこにあるのか。60代以降も若々しく生きる秘訣を、『60代からの見た目の壁』(エクスナレッジ)の著者で、医師の和田秀樹氏に聞いた。(清談社 吉岡 暁)

60歳を過ぎると
大きくなる外見の差

「60歳を過ぎると、同じ年齢でも若く見える人と、そうでない人の差が大きくなります。若く見える人は、実年齢より10歳はおろか20歳くらい若く見える人も珍しくありません。医療の現場にいると『同じ年齢でもこんなに見た目が違うものか?』と驚くことが少なくないのです」

 そう話すのは、『60代からの見た目の壁』(エクスナレッジ)の著者で、老化についての著書を多数発表している医師の和田秀樹氏だ。和田氏によると「見た目年齢」が老けている人には、ある特徴があるという。