イランが核兵器開発に向けて急ピッチで大きな前進を続けていると、27日にリークされた国連の報告書は示している。次はわれわれに何を教えてくれるだろうか。(映画「カサブランカ」のように)リックの店でギャンブルが行われている(ことに驚いた)などといったことだろうか。しかし、バイデン米政権は選挙の年である今年、この恐ろしい真実を世界から隠したがっている。国際原子力機関(IAEA)の報告書は、イランが兵器級に近い水準のウランの貯蔵量を142.1キログラムまで増やしたと結論付けている。IAEAが2月に出した直近の推計値から20.6キログラム増えた。これは、イランが保有するウランを60%から90%に濃縮するという技術的に単純なプロセスを完了すれば、三つの弾頭分に十分相当する。