③かかとから着地する

 3つ目のポイントは、歩くときにかかとからの着地を意識することです。

 猫背の人は歩くとき、かかととつま先がほぼ同時に着地します。

 かかとからの着地を意識すると、自然とひざが伸びやすくなり、太ももの筋肉への負担が減ります。その結果、足も太くなりにくくなります。

④いつもより少し歩幅を広げる

 最後のポイントは、歩くときにいつもよりも少しだけ歩幅を広くしてください。

 年を重ねるとだんだんと歩幅が狭くなっていきます。それが習慣になると、足が太くなり、ひざの関節の不調が出やすく、お尻も垂れてしまいます。そうなる前に、普段から歩幅を意識することが重要です。

 この4つのポイントを日常で取り入れると、週に1、2時間のジムなどとは異なり、生活してる時間のすべてをがスタイル維持のために有効に使うことができます。

まずは日常で意識できることを

 悪い姿勢をとり続け、スタイルが崩れると、体や顔のゆがみにつながります。そのため、拙著『顔のゆがみがととのうと驚くほどきれいな私が現れる』では、今回ご紹介した「正しい姿勢のとり方」など、体や顔のゆがみにつながるさまざまなポイントをていねいに解説しました。

 ケアをすることも大切ですが、まずは「体や顔のゆがみにつながる習慣」をひとつずつ取り除いていきましょう。

「いくつになってもスタイルが崩れない人」がやっていること(※画像は『顔のゆがみがととのうと驚くほどきれいな私が現れる』より)モデル:斉藤千穂
高野直樹(たかの・なおき)
BIKOTSU ZERO院長・ゆがみ整体師
整骨院・リラクゼーションサロンを経て、整形外科リハビリ室での勤務も経験し、体の悩みと向き合いながらクライアントを改善へと導いてきた。さまざまな技術を習得し18年間に延べ6万人以上を施術。柔道整復師や鍼灸師などの国家資格者・整体師・エステティシャンなどが技術を学ぶ学校の教科書も作成し、これまで数々の革新的な無痛小顔矯正・バキバキしない骨格矯正技術を世に送り出してきたゆがみを整える職人。