ドナルド・トランプ前大統領への不満を元側近のスティーブ・バノン氏が示すならば、それによって人々は、トランプ氏が良い方向に進んでいるとの認識を持つ。トランプ氏の先週の発言は、まさにその好例となった。同氏は、米国のカレッジ(単科大学)やユニバーシティー(総合大学)を卒業したすべての外国人に、グリーンカード(米国永住ビザ)を与えたいと語った。トランプ氏は先週、シリコンバレーの大物たちが司会を務めるポッドキャスト番組「オールイン(All-In)」の中で「私がまさに言いたいのは、ハーバード大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)、その他の偉大な大学、そしてそれらに次ぐランクの注目に値する他の学校の卒業生が米国を去っていくのは、非常に悲しいということだ」と語った。