料理が面倒、忙しくて料理をする暇がない、そもそも料理が苦手……でも、野菜はちゃんと食べたい! そんな人におすすめなのが、書籍『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』。旬の時期や、新鮮なものの見分け方、栄養、長持ちする保存方法、おいしく食べるためのコツなど、なるべく料理せず、ラクにおいしく野菜を食べる方法を多数紹介しています。今回は、そのなかから初夏に旬を迎える野菜について紹介していきます。(監修/管理栄養士 吉沼弓美子)
旬の野菜は、栄養もたっぷり
健康のためにも、野菜や果物を毎日の食卓に取り入れたいという方は、とくに栄養価の高い「旬のもの」に注目してください。
今回紹介するのは、ピーマン!
ピーマンは生のパリッとした食感も、加熱したジューシーな食感もよく、食卓を彩る鮮やかなビタミンカラーからもわかるように栄養満点です。野菜の中でもビタミンCが豊富で、しかも加熱によって壊れにくいとされています。βカロテンも豊富で、免疫力アップやシミ、そばかす予防のサポートとして積極的に食べたい野菜。
さらに、最近注目されているのが、種とわた。免疫が上がるので風邪予防、冷え症改善効果も期待できるとか。実より苦みが強めですが、香りもよく、取り除く手間もないのでまるごと食べましょう。
そんなピーマンの、おいしいものを選ぶコツを生産者さんに聞いたところ、色が濃く、はりとつやがあり、肩が盛り上がっているものを選ぶのがいいとのことでした。へたの切り口もチェックし、黒ずんでいたり、周りの皮にしわが寄っているものは避けましょう。
わたや種を取り除かず、そのまま焼いて食べるほか、生のピーマンに塩や味噌をつけて食べるだけでもすごくおいしいので、ぜひやってみてくださいね!
また、意外と日持ちするのもうれしいところ。
ポリ袋に入れるかラップに包み、冷蔵庫の野菜室へ入れておくだけで、1週間ほどはおいしさをキープできるので、旬の栄養たっぷりのピーマンをぜひ買ってみてくださいね!
旬の野菜や果物は栄養たっぷりで、驚くほど体にいいもの!とはいえ、健康のために野菜や果物を食べたいと思っても、手間や時間をかけて料理をつくるのが面倒、すぐダメにしてしまうなどで、結局野菜をあまり食べられない……ということはありませんか?『生産者さんだから知っている そのままおいしい野菜の食べ方』は、なるべく料理せず、そのままさっと食べる方法だけをまとめて1冊にしたものです。それぞれの野菜の旬の時期や、どんな栄養素が含まれているかが見るだけでわかり、ハズレの野菜を引かないための選び方や、長持ちする保存方法、手軽でおいしい食べ方を簡単に知ることができます。しかもそれらは、野菜を大切に育てている生産者さん250軒以上に聞いたものです。ちょっとした知識があるだけで、体にいいものを驚くほど手軽に、おいしく食べることができますよ!