「将来子供は2人ほしいから」で広さを決めるのは危険

 ただ、将来二人子供はほしいから、二人分の部屋をと考えるのは注意が必要です。参考になるのは、国土交通省が定義している「健康で文化的な住生活を営む基礎として必要不可欠な住宅の面積」からもわかります。

居住面積

 この表の世帯人数ですが、次のように数えるように定義されています。

「世帯人数」の数え方
0~2歳児:0・25人
3~5歳児:0・5人
6~9歳児:0・75人
10歳児以上:1人

 これからわかるように、10歳となって初めて一人分カウントです。将来生まれてくる子供のためにというのは子供が生まれてから10年後にやっと一人分の広さが必要という計算になるため、二人目が生まれるからさらに1部屋分確保しておこうというのは時期尚早なのがわかります。

 さらに、最近は住宅性能も上がっていますから、この計算式を下回るかたちでも大丈夫なように私は感じています。つまり、多くの人は不要な面積を思い求めているのが実情です。

 基準を参考にしながら家探しをしてみてください。