米民主党の指導部や支援者は6月30日、ジョー・バイデン大統領を大統領選の候補とする方針を維持するよう党内に呼びかけた。先週の大統領選討論会を受け、新たな世論調査ではバイデン氏の指揮能力に対する懸念が示される中、選挙戦撤退を求める声を抑えることが狙い。選挙当日まで約4カ月となる中、民主党はバイデン氏の難局を認めながらも、具体的な代替案を策定することには苦戦している。ドナルド・トランプ前大統領よりも3歳半年上のバイデン氏は、ジル・バイデン大統領夫人や家族など重大な政治判断を下す際に相談してきた人たちと共に、大統領山荘のキャンプデービッドで1日を過ごした。週末にバイデン氏の資金調達集会を自宅で開いたニュージャージー州のフィル・マーフィー知事(民主)は30日、バイデン氏と一対一で言葉を交わし、ひどい討論会を行ったと「極めて率直に」伝えられたとインタビューで述べた。だが「方針を転換するような兆候は全くみられなかった」とも続けた。
米民主党指導部、バイデン氏支持を呼びかけ
有料会員限定
あなたにおすすめ