キューバにある盗聴活動向けの施設が増えていることが、複数の衛星画像から明らかになった。これら施設は中国政府の関与が疑われている。新たな報告書によれば、グアンタナモ湾にある米海軍基地から約70マイル(112キロ)離れた位置にも、これまでに伝えられていなかった新施設が建設されている。今回の調査は、米シンクタンクの戦略国際問題研究所(CSIS)が行った。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は昨年、中国とキューバが防衛や情報活動に関する関係強化を協議していると報道。その中で、盗聴活動を行うための軍事訓練施設をキューバに合同で設置することなども話し合われているとしていた。WSJは米政府当局者らによる情報として、キューバと中国がすでに盗聴活動向けの施設を合同で運用しているとも報道。今回のCSISの報告書の内容に、これら施設も含まれているかは明らかではない。