バイデン米政権は、イスラエルへの500ポンド(約230キログラム)爆弾の輸送を間もなく約2カ月ぶりに再開する。複数の米当局者が明らかにした。政権当局者によると、500ポンド爆弾が「輸送手続き中」で、数週間でイスラエルに到着する見通し。一方、2000ポンド爆弾の輸送再開手続きは進んでいないという。政権はパレスチナ自治区ガザでの民間人の死傷者を減らそうと、500ポンド爆弾と2000ポンド爆弾の輸送停止を5月に発表。バイデン政権は、イスラエルが民間人保護に向けた信頼性のある計画をまとめずに、ガザ地区南部のラファに侵攻しようとしたため、爆弾の輸送を停止していた。米当局者は発表文で「われわれが最も懸念し続けているのはラファやガザのその他地域での2000ポンド爆弾の利用方法だ」とし、「500ポンド爆弾については心配していないため、通常のプロセスの一環として先に進める」と述べた。