アジアの各地から英語を学びたい人たちが集まるフィリピン・セブ島。アイランドホッピングは人気のアクティビティー Photo:PIXTA韓国系や日系の語学学校がたくさんあり、アジアの各地から英語を学びたい人たちが集まるフィリピン・セブ島。アイランドホッピングは人気のアクティビティーだ Photo:PIXTA

「今年の夏休み、子どもだけで海外に英語の短期留学に行かせたい」というニーズに応えるべく企画した本特集。共働き両親の夏休み問題を解決し、お子さんに海外経験と英語力の基礎や、英語へ関心を持つきっかけを与えるかもしれない、フィリピン留学のキッズ・ジュニアキャンプについての速報をお届けする。また、親子で一緒に滞在して英語を学べる「親子留学」の情報も掲載するので参考にしてほしい。(大人の英語学習法リサーチャー 高野美穂)

「中学受験の代わり」「受験後、中学生になった子に
何か挑戦できるものを」と短期留学に送り出す家庭も

 小中学生の子どもに英語を学ばせるため、セブ留学に送り出したいと思うきっかけはさまざまだ。利用した親御さんに話を聞くと、加熱する中学受験に挑んでいる周囲の家庭を眺め、受験はしないと決めたものの「それなら他になにか得意だと思えるスキルを授けてあげたかった」という声や、「希望の中学へ合格がかなわなかった結果、公立へ進学後負荷不足に見えるお子さんになにか挑戦できるものを用意したかった」というような意見も聞かれた。

 前回の記事でも説明した通り、留学をしたい子どもが15歳未満の場合、基本的には、キッズ・ジュニアキャンプに頼ることになる。セブ島ではこうした子ども向けのキャンプが以前から行われており、豊富な実績を持つ日系の学校もある。