1位と2位が逆転
業績好調な中外製薬が年収トップに

 今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って、「年収が高い医薬品会社ランキング2023最新版」を作成した。本社所在地はダイヤモンド社企業情報部調べ。対象期間は2022年5月期~23年4月期。

 早速、ランキングを確認していこう。

 1位は中外製薬で、平均年収は1214.4万円(平均年齢43.4歳、従業員数5103人)だった。

 中外製薬は2002年にスイスの製薬会社ロシュと戦略提携を結びグループ入りした。22年12月期に初めて売上収益が1兆円を超え、売上高、営業利益ともに6期連続で過去最高を達成。平均年収は昨年に同様の趣旨で行った「年収が高い医薬品会社ランキング2022最新版」の1155.8万円から、58.6万円アップしたことで、1位になった。

 2位は、昨年1位のシンバイオ製薬で、平均年収は1208.2万円(平均年齢52.1歳、従業員数118人)だった。シンバイオ製薬はがん、血液疾患、ウイルス感染症を中心とする希少疾患に特化した新薬開発を行う企業だ。

 3位は第一三共で、平均年収は1120万円(平均年齢45.3歳、従業員数5756人)だった。