1位はヒューリック
平均年収は1900万円超え!
今回は、上場企業の有価証券報告書に記載された平均年収のデータを使って、「年収が高い不動産会社ランキング2023最新版」を作成した。本社所在地はダイヤモンド社企業情報部調べ。単体の従業員数が30人未満の企業は除外している。対象期間は、2022年5月期~23年4月期。
それでは早速、ランキングを確認していこう。
1位になったのは、ヒューリック。平均年収は1904.2万円だった。
同社は2年前に集計した「年収が高い不動産会社ランキング2021最新版」から、3年連続で1位となった。「2021最新版」におけるヒューリックの平均年収は1708.2万円。今回のランキングでは、200万円近くアップしている。
ヒューリックは、東京23区など都心部を中心にオフィスビルや商業施設などを保有しており、不動産開発や賃貸事業を手掛けている。22年12月末時点での単体の従業員数は202人、平均年齢は39.6歳だった。
2位は地主で、平均年収は1697.1万円だった。「土地」に特化した不動産開発や投資を行っており、22年1月に日本商業開発から社名を変更した。
1位のヒューリックとは200万円超の差があるが、地主も3年連続で同ランキング2位となっている。
単体従業員数は58人、平均年齢38.9歳。取得した土地をテナントに20年以上の長期契約で貸し、さらにその土地を不動産投資商品として販売する「JINUSHIビジネス」が主力事業だ。