カマラ・ハリス米副大統領は23日、事実上の大統領候補として初めての遊説でドナルド・トランプ前大統領をあざけり、トランプ氏は過去の混乱を作りだした張本人だと述べた。ジョー・バイデン大統領の大統領選からの撤退を受け、皮肉なことにトランプ氏が主要政党の大統領候補として最高齢となった。民主党員はこれまでバイデン氏の年齢や認知機能を巡る懸念を打ち消そうとしてきたが、今度は高齢批判を逆手に取ってトランプ氏を攻撃しようとしている。ハリス氏は奮い立つ聴衆に向けた20分間の演説で、トランプ氏のことを21世紀に国を率いる能力がない人物だと評した。ハリス陣営によれば、聴衆は3000人余りに上り、2024年大統領選に向けてハリス氏やバイデン氏が開いた集会では最多となった。