「心が折れやすい人しかわからないことは何？」で出てきた、「すぐ自分にご褒美をあげる」を超える秀逸な回答・ベスト3

「心が折れやすい人しかわからないことは何？」で出てきた、「すぐ自分にご褒美をあげる」を超える秀逸な回答とは？
いまや空前の「大喜利ブーム」。大喜利のように「斜め上の発想を出す」というスキルは、「面接での一言」「LINEでのうまい返し」「新企画のアイデア」などに使える“万能スキル”でもある。そんな大喜利について、世界で初めて思考法をまとめた話題の著書『大喜利の考え方』では、「どうすれば面白い発想が出てくるのか」「どんな角度で物事を見ればいいのか」などを超わかりやすく伝えてくれている。まさに「面白い人の頭の中」が丸わかり。そこで、この記事では、本書より一部を抜粋・編集し、大喜利的な思考法を詳しく解説する。（構成／ダイヤモンド社・種岡 健）

「大喜利」に取り組もう

　みなさんにぜひ「大喜利」に取り組んでほしい。
　そうはいっても、どうやって大喜利に取り組めばいいのか、わかりませんよね。

　ここで、1つの補助線を引きましょう。
　それが、「お題 → 素材 → 加工」というステップです。
　まずは、「自分の体験やあるあるネタ」をどんどん出すことです。

＜お題＞
「心が折れやすい人しかわからないことは何？」選手権

　というお題を元にしましょう。

＜回答＞
　すぐ自分にご褒美をあげる

　というように、どうやって自分をいたわってあげるかを思い出すかもしれません。

　それらが大喜利の「素材」になります。
　さらに、心が折れたときのことを考えて思い出してみましょう。

＜回答＞
・へらへらしてるけど、けっこう傷ついている

・沈黙が耐えられなくて、その場で必死に話しまくって、しゃべりすぎたことをあとで落ち込む

・少し否定されただけで、もう全部ダメに感じてしまう

　いかがでしょうか。

　大喜利で大事なのは、いきなり面白いことを考えることではなく、とにかく素材の「数を出す」ということです。
　その素材を上の例のように「加工」することで、回答に出すことができます。

「〇〇だけど、けっこう～」という表現は、本人しか知らない心の中を開示していますよね。
「全部ダメに感じてしまう」という言い方も、妙にリアルです。

「1つだけひねりを加える」という方法です。
　こういうテクニックには、いくつかパターンがあるので、ぜひ身につけてみましょう。

（本稿は、『大喜利の考え方』から一部抜粋した内容です。）