就職にも強さを見せる歴史ある女子大が登場
新しく掲載となったもう1つの大学が東京家政大だ。
「家政」イメージからか、家庭的で優しいお嬢さんの集まりと思われている東京家政大だが、女子大にありがちな「キャピキャピ」ではなく、やや地味な印象を持たれがち。同時に、真面目な印象も強く、親の年代や企業からの信頼を得やすい。
東京家政大は就職に非常に強い印象。板橋キャンパスではキャリア支援課、狭山キャンパスでは学務課が、1年次から就職活動をバックアップ。セミナーや報告会など、さまざまなプログラムで進路別にサポートする。
保育士、教員、栄養士、作業療法士など、学生たちの目指す職業も千差万別。ひとりひとりのニーズに応えるべく「食品系」「デザイン・クリエイティブ系」など業界別の研究講座を行ったり、インターンシップを推進したり、それぞれの職種の特徴にあわせて支援している。
「“東京家政大生です”ということではなく、私はここでこういうことを学んできました、って言える自信があります」(人文学部)と学生自身が自信をもって堂々と就職活動に臨んでいるおかげか、2023年度のある就職ランキングでは総合で9位に入るなど、女子大のなかではかなり健闘している。
「周りが同じ目標を持った人ばかりなので、切磋琢磨できるのが嬉しい」(児童学部児童学科)、「自分のやりたいことをやらせてもらえる環境。発言もしやすいし、サポートもしてくれる」(人文学部部英語コミュニケーション学科)といった声が聞けるなど、学生の成長意欲も非常に高いのも印象的だ。